お木楽堂日誌

これは自分用に作ったテーブルで、今でも重宝してます。
和洋使えるので、引越ししても畳、フローリングもオーケー。
引き出しが両側に付いています。

これは、かなり丁寧に作りました。
座面をお尻のが収まりが良いように掘り込んであります。

造りとしては大人の椅子と変わりなく作りました。
そして、脚には取り外し出来る摺り桟があり、畳でも傷をつけない様になっています。

制作当時2つ作り、滋賀県の長浜クラフトフェアで1つ売れました。
一つは今自家用として、家内の踏み台に重宝しています。

これは、北見高等技術専門学校での卒業作品です。17年前になりますね。

木工を始めるに当り、憧れていたKAKIというカントリー家具の先駆的工房の作品を参考に作りました。

KAKIの説明によると、英国の伝統的なカントリー家具では、食器棚の事はドレッサーと云うらしいです。

もともと上段はお皿の飾り収納で、下にはお鍋類ということらしいですが、今は飾り棚として利用しています。

これも北見の学校時代に、アパートの一室で、鑿と鉋と鋸だけで作った思い出のものです。

アマチュアの木工雑誌に載っていたのを参考に、手加工だけであられ組みという組み方で作ったのですが、普通はあられ組みは機械が常識ですが、その頃は、情熱に燃えていたんですね。

面の加工もサンドペーパーのみでやりました。
本当はルーターという面取りの機械を使ってやるのですが、まだ、そんなことも知らないころに作りました。

今でも使ってます。

キャスター付きで移動出来るので、掃除が楽です。
ステレオ、テレビ、カセット、CD,ビデオ等の収納用。

これは、私の作品ではなく、亡き母の亡兄の作品で、亡父が自宅の新築の時に頼んで作ってもらったもの。45年前のものです。今はいいあめ色になっています。父は3年前に亡くなり私が譲り受けました。
母方の祖父は岡山県津山の腕のいい建具職人で、跡継ぎの長男の伯父さんが作ったものです。
今は、申し訳ないですが、我が家の猫のトイレ隠しに使ってます。

まさか自分が中年になってから家具作りを始めるとは全く思いませんでしたがし、その時はもう祖父や伯父は亡くなっていましたので、さぞやご先祖さんは天国で驚いていたでしょう。

その時点で自分の祖父や伯父が木工職人だった事を思い出したくらいで、自分が家具を作ったり木の製品を扱うお店をするようになったのは全く不思議。何かの因縁なのかなと思う今日この頃です。

南無阿弥陀仏。